2012年9月2日日曜日

俳枕 江戸から東京へ(87)

三田線に沿って(その2)小石川後楽園
文:山尾かづひろ 

後楽園入り口










都区次(とくじ):前回の自然教育園は元は大名屋敷だったそうですね。今度はもっと大名屋敷らしい所へ行ってみたいですね。
江戸璃(えどり): それでは、また三田線に乗って水道橋の小石川後楽園へ行くわよ。この庭園は寛永6年(1629)に徳川家康の11男で水戸藩の初代藩主になった徳川頼房(とくがわよりふさ)が最初に作って、二代藩主の光圀が大改修をして現在のような姿にしたそうよ。
都区次:「光圀(みつくに)」ですか?
江戸璃: 水戸黄門のモデルとして著名なあの水戸光圀よ。

唐様の橋を潜りて赤蜻蛉 小熊秀子

都区次:中国的な趣が各所にありますね。
江戸璃: 光圀が「明」からの帰化人・朱舜水の意見を取り入れたためだそうよ。

内部










鰯雲湧くや魚影の見えかくれ 長屋璃子(ながやるりこ)
四阿の毛氈視野に秋あかね 山尾かづひろ