2013年12月15日日曜日

尾鷲歳時記(151)

大阪へ名古屋へ
内山思考

ダムの背に水圧静かなる師走  思考

多映さんとツーショット












大阪のホテルで行われた関西現俳協の忘年会アンド句集祭は、賑やかに無事(役員の方々本当にご苦労様でした)終了。柿本多映さんにも四年ぶりにお会い出来て、僕はとても幸せな気持ちになれた。会の後、和田悟朗さん花谷清さんと当日出席の「風来」メンバーがコーヒー二次会を楽しみ、それも有意義な時間であった。遅くなるのは承知で一泊の予定でいたのだが、解散後時計を見ると8時、急に翌日を移動に使ってしまうのが惜しくなり、尾鷲に帰ることにした。

ラジオを聴きつつ歌いつつ名阪国道と42号線を快走して帰宅したのが0時前、シンデレラ物語では無いけれど愛車がカボチャにならなくて安堵して早々に就寝した。そして昨日(11日)は炭焼仕事最後の日、Fさん、Sさん、Sくんと四人で早朝から2トントラックと軽トラで山へ。

作業内容はどちらかというと雑用で、ある人の山畑に被さっている雑木林の伐採である。しかし、畑側に倒しては駄目なので、直径30センチほどの木の幹を登ってロープを掛け、それを三人は山側へ引き一人がチェーンソーで伐るという荒業の連続。思わぬ倒れようをして、冬の冷や汗をかく一幕もあった。

でも力仕事は本当に気持ちが好いものだ。日暮れの五時頃、窯に帰り、親方や皆に別れを告げると「もう、改めて何も言わないよ」と親方、僕もそれを望んでいたので「あ、それでいいです」といつものように手を挙げて窯山を後にしたのだった。ホットなハートでクールなグッバイ。

名古屋の高層街は
クリスマス一色
一夜明けて今日は、上京する妻を名古屋まで車で送って行く。別に急ぐ旅でもないので、新幹線の切符だけ買っておいて、昼食は高嶋屋の食堂街にある中華料理店で「小籠包」に熱い舌鼓。「美味しいね」「旨いな」と微笑みあった還暦夫婦は食後、東急ハンズに行き、僕はちょうど欲しかったサイズの小銭入れがあったのでそれを買い、妻は東京へ。僕は尾鷲へいったん帰るも明日も愛知県碧南市にて所用あり。